
「母が妊娠しにくかったから、私も同じようになるのでは?」
不妊治療を受ける中で、そんな不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
実際に、不妊には遺伝的な要素と生活習慣・環境要因の両方が関係しています。
この記事では、「不妊症と遺伝の関係」についてわかりやすく解説し、鍼灸でサポートできることもご紹介します。
🧬不妊症と遺伝の関係
不妊症の中には、遺伝的な影響を受けやすいタイプがあります。
ただし、「遺伝=必ず不妊になる」というわけではありません。
🔹女性の場合
・排卵障害(多嚢胞性卵巣症候群:PCOS)
→ホルモンバランスの乱れが遺伝的に起こりやすい傾向があります。
・早発閉経(40歳未満で卵巣機能が低下)
→家族に同様のケースがあると発症リスクが高いとされます。
・子宮内膜症や子宮筋腫
→遺伝的な体質が関係しているという報告があります。
🔹男性の場合
・精子数の少なさや運動率の低下
→Y染色体の異常(微小欠失など)が関係することがあります。
・ホルモン異常や停留精巣の既往
→遺伝的素因が関わるケースもあります。
💡遺伝だけでなく「環境・生活習慣」も大きな影響
近年の研究では、「遺伝+環境要因」の両方が関わる**“多因子性不妊”**が多いことがわかっています。
たとえば:
- ストレスや睡眠不足
- 栄養バランスの偏り
- 冷えや血流の悪さ
- 過度なダイエットや肥満
これらがホルモン分泌や卵巣・精巣機能に影響を与えます。
つまり、遺伝的な体質があっても生活習慣の改善や体のケアで十分に妊娠力を高めることができるのです。
🌿鍼灸でできるサポート
鍼灸治療では、遺伝的な体質を変えることはできませんが、
その体質の「現れ方」=バランスの崩れを整えることが可能です。
🔸鍼灸の主な作用
- 自律神経とホルモンバランスの調整
- 卵巣や子宮、精巣の血流改善
- ストレス緩和・睡眠の質向上
- 免疫バランスの安定化
🔸ゆうしん治療院の不妊鍼灸
当院では、全身の状態をみながらYNSA(頭鍼)+体質調整鍼灸を組み合わせ、
「冷え」「疲労」「ストレス」などを根本から整えます。
体が本来のリズムを取り戻すことで、ホルモンの働きもスムーズになり、
自然妊娠や体外受精の成功率アップをサポートします。
💬まとめ
不妊症は一部に遺伝的な要素がありますが、
多くは生活習慣や体質のバランスによって変化します。
「遺伝だから…」と諦める必要はありません。
鍼灸を通して体のめぐりを整えることで、あなた自身の**“妊娠する力”**を引き出すことができます。
🌸ゆうしん治療院では、不妊鍼灸・YNSA・自律神経調整を通して
心と体の両面から妊娠しやすい環境づくりをサポートしています。