妊娠しやすさに最も影響するのは?
妊娠に大切なものは、一般的には年齢やAMHだと思っている方が多いと思います。
しかし、エビデンスをみるとそれは間違っています。
日本人の妊活カップルを対象にした東京大学の研究からです。
内容:年齢や卵巣予備能、BMI、性交回数と周期あたりの妊娠率の関係を調査
対象:第一子の妊娠を希望する不妊症でない20-34歳の日本人女性80名
結果:妊娠率に影響するのはAMHでも、BMIでもなく、性交回数。
また、タイミング時に回数をするのではなく、常に回数を増やすことです。
日本人の妊活カップルの性交回数は諸外国に比べても少ないという報告もなされています。
詳しくは→不妊治療データから妊娠する確率を考える
妊娠するために必要なタイミング時の性交回数
妊娠率を上げるためには回数をということがわかりました。
タイミング時ではどれくらい確率が高くなるのか比較します。
1回・・・15%
5~6回・・・33%
その差は18%もあります。
性交回数が増えるほど妊娠率が高くなりますが、排卵日だけ性交回数を増やすわけではありません。
これに関しては次回記事にします。