
体外受精(IVF)を受けている方の中で
- 思ったより採卵数が少ない
- 卵胞はあるのに採れる卵子が少ない
- 毎回採卵数が少ない
という悩みを抱えている方は少なくありません。
もちろん採卵数は
- 年齢
- AMH(卵巣予備能)
などに大きく影響されます。
しかし最近では、体の状態も卵巣機能に関係する可能性が注目されています。
今回は臨床的にもよく見られる
採卵数が少ない人に共通する体の特徴について解説します。
① 血流が悪い(冷え)
卵巣は非常に血流の影響を受ける臓器です。
血流が悪いと
- 卵胞発育が遅い
- 卵子の成熟が不十分
になる可能性があります。
特に次のような方は注意です。
- 手足が冷たい
- 下半身の冷え
- 長時間座りっぱなし
- 運動不足
骨盤周囲の血流は
卵巣機能と関係する可能性が指摘されています。
② 睡眠の質が悪い
睡眠はホルモン分泌に大きく関係しています。
特に注目されているのが
メラトニン
というホルモンです。
メラトニンには
- 強い抗酸化作用
- 卵子を酸化ストレスから守る作用
があると考えられています。
睡眠不足が続くと
- 卵子の質
- 卵胞発育
に影響する可能性があります。
③ ストレスが強い
妊活中は精神的ストレスが大きくなりがちです。
ストレスが強いと
- 自律神経の乱れ
- 血流低下
- ホルモンバランスの乱れ
が起こる可能性があります。
これにより
卵胞発育に影響する可能性
が指摘されています。
④ 栄養状態
卵子の成長には多くの栄養素が必要です。
特に重要と言われているのが
- ビタミンD
- 鉄
- 亜鉛
- 抗酸化栄養素
最近の研究では
ビタミンDと体外受精成績の関連も注目されています。
⑤ 慢性的な炎症
近年の研究では
- 腸内環境
- 慢性炎症
も妊娠と関係する可能性が示唆されています。
炎症が強いと
- 卵子の質
- 着床環境
に影響する可能性があります。
採卵数が少ない人の体の共通点
臨床的に見ると、採卵数が少ない方には次の特徴が見られることがあります。
- 手足が冷たい
- 睡眠が浅い
- ストレスが強い
- 消化機能が弱い
- 疲れやすい
つまり
体全体のコンディション
が大きく関係している可能性があります。
鍼灸が注目されている理由
海外では
不妊治療と鍼灸を併用する研究
も増えています。
鍼灸には
- 血流改善
- 自律神経調整
- ストレス軽減
などの作用が示唆されています。
これにより
- 卵巣血流
- 子宮環境
を整える可能性があると考えられています。
※研究結果にはばらつきがあります。
当院の不妊ケア
当院では
- 自律神経の調整
- 血流改善
- 体の緊張を緩める
ことを目的に施術を行っています。
特に
- 採卵周期
- 移植周期
など、体外受精のタイミングに合わせて
体の状態を整えることを大切にしています。
まとめ
採卵数は
- 年齢
- AMH
などが大きく影響しますが、
- 血流
- 睡眠
- ストレス
- 栄養
などの体の状態も関係する可能性があります。
妊活では
体のコンディションを整えることも大切なポイントです。