
「不妊=女性の問題」と思われがちですが、実は約半数は男性側にも要因があるとされています。
精子の数・運動率・奇形率などに問題があっても、病院では「特に治療法がない」と言われてしまうことも少なくありません。
しかし、東洋医学では「精子の質」は体の“気・血・津液”の状態と深く関係しており、生活習慣と体質改善によって向上が期待できます。
🧠【見出し1】男性不妊の主な原因とは?
現代医学的にみると…
- 精子の数が少ない(乏精子症)
- 精子の動きが悪い(精子無力症)
- 精子の形が異常(奇形精子症)
- 精索静脈瘤による血流障害
- ホルモン分泌の低下
- ストレス・睡眠不足・喫煙・肥満
などが挙げられます。
これらは血流・体温・自律神経に深く関わっており、東洋医学のアプローチが有効です。
🌿【見出し2】東洋医学で考える「精子の質が低下する原因」
東洋医学では「腎(じん)」が生命力の根であり、精子の生成・発育を司ると考えられています。
さらに「肝(かん)」と「脾(ひ)」の働きも関係します。
① 腎虚タイプ(エネルギー不足)
→ 夜更かし・過労・加齢などで“生命エネルギー”が減少。
精子の生成力が弱まり、数や運動率が低下。
症状例: 腰痛・倦怠感・冷え・性欲減退
対策:
・睡眠をしっかりとる
・黒ごま、山芋、クルミ、黒豆など“腎を補う食材”
・「腎兪」「関元」「足三里」への鍼灸で活力を高める
② 瘀血タイプ(血流の滞り)
→ 骨盤内の血行が悪く、精巣の温度・酸素供給が低下。
精子形成環境が悪化して質が下がる。
症状例: 下腹部の張り・冷え・静脈瘤・肩こり・顔色が暗い
対策:
・長時間の座位を避ける(デスクワークの合間に立つ)
・冷え取り、ウォーキング
・「気海」「三陰交」「太衝」への鍼で血流を促進
③ 肝気鬱結タイプ(ストレス型)
→ ストレスで自律神経が乱れ、ホルモン分泌や精巣機能が低下。
症状例: イライラ・ため息・胃の不調・頭痛
対策:
・呼吸・瞑想・趣味の時間を持つ
・「太衝」「内関」「百会」などを刺激して気の流れを整える
・鍼灸治療で交感神経を落ち着ける
💫【見出し3】鍼灸治療が男性不妊にできること
鍼灸は「血流」「ホルモン」「自律神経」を整えることで、
精子の運動率や形態を改善する効果が期待できます。
研究でも、鍼灸によって以下のような変化が報告されています。
- 精子の運動率向上
- 精子奇形率の改善
- 精巣局所温度の安定化
- 精巣への血流増加
また、ストレス軽減・睡眠の質向上も大きなポイント。
東洋医学的に全身を整えることで、**“精子を育てる土台”**を強化していきます。
🌱【見出し4】今日からできるセルフケア
- 冷たい飲食物・締め付ける下着を避ける
- 1日30分のウォーキングで下半身の血流を促進
- 禁煙・飲酒量の見直し
- 22時〜23時に就寝(男性ホルモンは夜間に分泌)
- 週1〜2回の鍼灸で体質を安定させる
💬【まとめ】
男性不妊は「治せないもの」ではありません。
体を温め、巡りを良くし、ストレスを減らすことで、
精子の環境を根本から整えることができます。
ゆうしん治療院では、男性不妊・精子の質改善に特化した東洋医学的アプローチを行っています。
体質・生活習慣・ホルモンバランスを総合的に整え、
“授かる力”を高めるお手伝いをいたします。