
不妊治療はどう変わってきたのか?
ひと昔前までの不妊治療は、
「原因が見つかれば治療する」
「年齢が高ければ早く体外受精へ」
といった、結果重視・スピード重視の医療が中心でした。
実際の流れは、
- タイミング法
- 排卵誘発剤の使用
- 人工授精(AIH)
- 体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)
という、ステップアップ型が基本です。
もちろん、この医療の進歩によって多くの命が誕生してきたのは事実です。
しかし、見落とされがちだった「体の土台」
一方で、治療を続ける中でこんな声も増えました。
- 採卵数が安定しない
- ホルモン値が思うように上がらない
- 何度移植しても着床しない
- 治療がストレスになり、心が限界
これは、治療技術の問題というより、体のコンディションの問題であることが少なくありません。
例えるなら、
👉 種(受精卵)や農薬(薬)を変えても、畑(体)が整っていなければ芽は育たない
という状態です。
今後の不妊治療は「体を整える医療」へ 希望をこめて
最近の不妊治療では、
- 子宮内環境
- 血流
- 自律神経
- 睡眠の質
- 慢性的な冷えや緊張
といった、体全体の状態を重視する流れが強くなっています。
「治療をやめる」のではなく、
治療効果を最大限に引き出すために体を整える
これが、これからの不妊治療の考え方です。
鍼灸が不妊治療でできること

① 血流を整える
鍼灸は、子宮・卵巣周囲の血流改善を得意としています。
血流が良くなることで、
- 内膜の厚み
- 卵巣への栄養供給
- 老廃物の排出
がスムーズになります。
② 自律神経を整える
不妊治療中は、知らず知らずのうちに
**交感神経優位(緊張状態)**になりがちです。
鍼灸は、
- 深いリラックス
- 呼吸が深くなる
- 睡眠の質が向上
といった変化を通して、
妊娠に向きやすい体内環境を作ります。
③ ホルモンバランスの土台づくり
鍼灸はホルモンを「直接操作」する治療ではありません。
しかし、
- 脳(視床下部・下垂体)
- 自律神経
- 血流
を介して、ホルモンが働きやすい体の土台を整えていきます。
医療と鍼灸は「対立」ではなく「補完」
大切なのは、
❌ 医療か、鍼灸か
⭕ 医療+鍼灸
という考え方です。
- 医療は「結果を出すための技術」
- 鍼灸は「結果を出しやすい体を作る」
この2つが揃ったとき、不妊治療はより前向きなものになります。
「治療に疲れた」と感じたときこそ、体を見直すタイミング
不妊治療が長くなるほど、
- 頑張りすぎている
- 体の声を後回しにしている
そんな方が多くなります。
鍼灸治療は、
「もう一度、体を妊娠に向かう状態へ戻すための選択肢」です。
まとめ
- 不妊治療は「技術」から「体づくり」の時代へ
- 鍼灸は妊娠しやすい体の土台を整える
- 医療と併用することで治療効率を高める
焦らず、比べず、
あなたの体に合ったペースで進むことが何より大切です。