卵子の質が結果を左右する
卵子の質とは?
一般的に考えているのが精子と組合わせてから細胞分裂するか?
胚盤胞までいくか?
見た目の形・フラグメントに異常はないかなどなど。
全部見た目だけの評価です。
細胞レベルを考えると、PTGAという検査があります。
これは細胞の一部を取り出して異常卵なのか判断する検査です。
もしグレードがよい卵でも下図の様に基から妊娠できない胚盤胞があります。
胚盤胞が採れても決して喜べません。
図を簡単に説明すると
35歳未満の移植に使われる胚盤胞は、10個採れて妊娠できる卵は約7個。
見た目が良いとされても3個は妊娠しません。
42歳以上になりますと、10個採れても1~2個しか妊娠までいきません。
いくら見た目が良く胚盤胞まで育ってもすべてが妊娠できるわけではありません。
妊娠に重要なのは中身(質)なのです。
卵子の見た目と中身(質)の相関
上記のように相関しやすいですが、見た目の評価では判断できないということです。
例えて言うならば
昔は結婚相手の男性には下記の3点(3高)が良いとされていました。
・高身長
・高学歴
・高収入
3つ揃って完璧と思い結婚してみたら中身が、DV、借金、マザコンなど問題があることも。
見た目と中身(質)は相関しやすいですが、必ずとも言えません。
皆さんが病院で確認できているのは見た目だけで、中身ではありません。
中身(質)のDNAレベルで損傷があると結果につながりません。
良質な卵子が採れない方の身体の特徴
絶対ではありませんが、良質な卵子が採れない方は身体に何らかのトラブルが生じがちです。
例えば、
・生理痛
・経血の状態が悪い(経血が黒っぽい、塊がある)
・PMSが強い
・精神的ストレスが強い
・冷え性
・肩こりなど不快症状がある
不健康な身体からは良質な卵子は採れにくいです。
良質な土台があるから良質な卵子が出来上がります。
良質な卵子が採れない方は、身体から見直す必要があるかもしれません。