電子タバコと正常胚率低下の関係について
韓国の大学病院の調べより。
2021年から2023年の間にPGTAをした体外受精患者の男性パートナーの喫煙状況を調査。
対象は合計4796個のPGTAをおこなった胚。
結果は、非喫煙者の正常胚率は27.3%。
紙巻きたばこ者は23.6%。
電子タバコ者は18.8%。
この結果から電子タバコにより正常胚率が低下し、妊娠率も低下することが分かった。
タバコの害に関しては今更議論することもないと思います。
たばこの害 おさらい
1.がんのリスク増加: 喫煙は肺がんをはじめ、口腔がん、喉頭がん、食道がん、膀胱がんなどさまざまながんのリスクを大幅に高めます。たばこの煙には、数千種類の化学物質が含まれており、その中には発がん性物質も多数含まれています。
2.呼吸器疾患: 喫煙は慢性閉塞性肺疾患(COPD)や慢性気管支炎、肺気腫などの呼吸器疾患の主要な原因です。これらの疾患は息切れ、咳、痰の増加などの症状を引き起こし、生活の質を著しく低下させます。
3.心血管疾患: 喫煙は心臓病や脳卒中のリスクを増加させます。たばこに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血圧を上昇させるため、心臓や血管に負担をかけます。
4.妊娠・出産への影響: 妊娠中の喫煙は、胎児の成長遅延や早産、低出生体重児のリスクを高めるほか、乳児突然死症候群(SIDS)の原因にもなり得ます。
5.他者への影響(受動喫煙): 喫煙者自身だけでなく、周囲の人々もたばこの煙を吸い込むことで、同様の健康リスクにさらされます。受動喫煙により、非喫煙者でもがんや心臓病、呼吸器疾患のリスクが増加します。