埼玉県上尾駅から徒歩4分の不妊鍼灸を得意とする鍼灸院 ゆうしん治療院

👨‍🦱なぜ男性は不妊治療に協力的でないのか?

1. 不妊治療=「女性の問題」と思われがち

日本では長い間、「妊娠できないのは女性側の問題」と誤解されてきました。
しかし実際には、不妊の原因の約半分は男性側にもあるといわれています。
それでもなお、社会的な意識や教育の影響から「治療は女性が受けるもの」という固定観念が根強く残っており、男性自身が自分の体と向き合う機会が少ないのです。


2. 男性特有のプライドと心理的抵抗

男性不妊の検査では「精液検査」が行われますが、これに抵抗を感じる男性は多いです。
「恥ずかしい」「自分が原因だと認めたくない」
といった心理的な壁が、治療への協力を遠ざけてしまいます。

また、男性は“感情を表に出すこと”が苦手な傾向があります。
「妻がつらそうだから支えたいけど、どう関わればいいか分からない」
という不器用な優しさが、結果的に“非協力的”に見えてしまうケースも少なくありません。


3. 仕事と治療の両立が難しい

多くの男性が仕事の責任やプレッシャーを抱えており、
「通院する時間がない」「平日に検査は無理」
といった現実的な問題も大きな壁です。

さらに、「自分が頑張って働いて支えていれば十分だ」と考える男性も多く、
“精神的なサポート”より“経済的な支え”を重視してしまう傾向も見られます。
しかし実際には、女性が孤独に治療を続けることは大きなストレス要因となります。


4. 男性不妊の知識不足

「男性不妊」という言葉は広がってきたものの、
精子の数・運動率・ホルモンバランス・生活習慣など、
具体的に何が影響するのかを理解している男性はまだ少数です。

喫煙、飲酒、ストレス、睡眠不足、肥満など、
日常生活の中に精子の質を下げる要因が潜んでいるにもかかわらず、
「自分は健康だから大丈夫」と思ってしまう男性も多いのが現状です。


5. 東洋医学的にみる「男性の妊活サポート」

東洋医学では、男性の精子の質は「腎(じん)」の力に深く関係すると考えます。
腎は“生命エネルギーの源”であり、加齢やストレス、過労で弱まりやすい部分です。
鍼灸治療では、腎を補い、全身の血流とホルモンバランスを整えることで、
精子の運動率や数の改善をサポートします。

また、ストレスを軽減し、夫婦の心身を穏やかに整えることも大切です。


6. 夫婦で取り組むことが「妊娠力」を高める

不妊治療は、どちらか一方の問題ではなく「夫婦の共同プロジェクト」です。
男性が少しでも理解を深め、気持ちを共有することで、
治療の成功率だけでなく、夫婦関係の絆も深まります。

「2人で一緒に取り組む」——
その姿勢こそが、何よりのサポートです。

一覧
Other Button
Page TOP