45歳以上で自然妊娠した方々の共通点
2005年6月にデンマークで開催されたヨーロッパ生殖医学会で発表より。
イスラエルのHadassah University Hospitalの研究チームは、45歳以上で自然妊娠した女性に共通する遺伝子傾向を確認しました。
この研究チームでは、「45歳以上が妊娠できる」遺伝子が存在し、妊娠のための生殖ホルモン(卵巣機能)を維持できるのではと考えています。
私たちは同じ年齢でも身体レベルでの年齢差があります。
初潮も更年期症状も早い人。
見た目が若い人、老けている人 などなど。
※見た目が若い人は、脳神経(灰白質)の量が多く認知症になりにくく、長生きしやすいというデータがあります。
なぜ同じ年齢でも身体レベルに違いが出るか?
ストレス、睡眠不足、疲労、ジャンクフードなど一般的に【体に悪いものは身体を酸化】させます。
酸化する身体と酸化しない身体では、時間が経てばたつほど影響力が大きくなります。
一定のスピードで身体の機能が酸化または衰えていくわけではありません。
酸化は身体を老化させます。
よって、酸化させる事をしている身体と、酸化させない身体では、長期的に身体(各臓器の機能、皮膚・髪などの見た目)が変わっていきます。
女性のカラダは何歳になっても、ある意味、妊娠、出産しようとしていますが、身体に悪い環境ですとせっかくの可能性が低下します。
45歳以上でも妊娠・出産できるためにやるべくことは?
下図のように年齢を積み重ねるごとに妊娠率は下がります。
上記は統計としてのグラフです。
同じ45歳でも妊娠率が0%の人もいれば、10%の人もいます。
同じ年齢でも個体差があります。
統計的に45歳での妊娠・生産率は非常に低いです。
例えて言うと、
45歳の人を妊娠・出産させる=偏差値40の人を東大に入学させる
上記のように非常に難しいです。
ただし、可能性があります。
その可能性をどう引き出すかがポイントです。
当院では45歳の方には4~5日に一回の治療をしています。
また、自身でやっていただくことを伝えます。
やみくもにやるのではなく、無理なく正しい知識をもって行っていただきます。
そうすれば【今より妊娠力が高まり】妊娠率を15%、20%と押し上げられるかもしれません。
偏差値40でも勉強のやり方では東大に入学できることができます。
その条件に対してどのように向き合い対策をするかで今後が変わります。