埼玉県上尾駅から徒歩4分の不妊鍼灸を得意とする鍼灸院 ゆうしん治療院

精子の質(DFI)の影響が出生率低下を招く

精子の質(DFI)とは

精子の質(DFI)とは?

不妊治療をしていても、DFIという用語を知っている方はどのくらいいるでしょうか?

治療に携わっていると、9割は認知されていないと感じます。

精液検査で問題がないと、男性は安心してさらに精子の改善をしようとしません。

本当は病院・クリニックが精子の質の本当の意味を伝えれば妊娠率は上がると思います。

※WHOでは不妊の原因は男女半々

不妊治療で男性陣が受けるのが(簡易的な)精液検査。

これば見た目だけの検査です。

精子の中(頭部)にはDNAが入っています。

このDNAが損傷していると妊娠につながりません。

DFIを詳しく説明すると下記になります。

DFI=精子DNA断片化指数(DNAの損傷した精子が精液中に存在する割合)

内容は下記になります(AIの回答)

・精子のDNAの二重らせん構造の鎖が切れている割合(DNAの損傷)を測定する検査

精子の質を評価する指標として用いられる

加齢や喫煙、精索静脈瘤などの影響でDFIの値が高くなる

DFIが高いと、流産が増える、人工授精などの成績が低下する、体外受精を行ったときの良好胚形成率(胚盤胞到達率)が低いことが知られている

    精子の質(DFI)が出生率低下を招くエビデンス

    エビデンスの内容は、

    中国の研究チームは2016年から2022年までに体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)を受けた5050組のカップルを対象とし、DFIが最終的に出産に至る割合に与える影響を調査。

    結果

    IVF患者については、DFIの値の上昇とともに累積生児出生率が低下する傾向

    ICSIの患者では、DFI値が高くなるにつれ、累積出生率が低下

    精子の質(DFI)を改善する方法

    精子の質(DFI)は卵子に比べ改善するのは簡単です。

    当院の治療以外に下記を心掛けるようにお伝えしています。

    ・バランスの良い食事:食生活が悪いと妊娠率を下げる

    ・適度な運動:エストロゲン分泌

    ・睡眠:テストステロンに関係。睡眠前の携帯はNG。

    ・体重の管理:体重によっても妊娠率は左右されます。

    ・たばこ、アルコール:酸化ストレスにより精子の質(DFI)を下げる。

    ・増毛剤の使用は避ける:男性ホルモンの働きを抑制。

    ・温度(下着)管理:精子は体温より低い時に機能を発揮します。

    禁欲しない:溜めればためるほど「熱」、「酸化ストレス」の影響を受ける

    どれも大事なことです。

    ただし、順位をつけるとすると「禁欲しない」が一番「運動率」、「直進率」の効果があります

    精子が造られ射精するまでには2.5カ月かかります。

    精子の質を可能な限り改善したければ、3カ月近く上記を行えば、精子の質(DFI)が改善し出生率が上がるでしょう

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