🌸「年齢と妊娠率の関係」｜東洋医学からみた“年齢に負けない身体づくり”とは？

「年齢的にもう難しいのでは…」
「卵子の老化」という言葉を聞くと、不安になる方も多いと思います。

確かに、医学的には年齢とともに妊娠率は低下します。
しかし、東洋医学では**“年齢＝妊娠力”ではなく、“身体の状態＝妊娠力”**と考えます。

この記事では、年齢と妊娠率の関係をデータで見ながら、
東洋医学的にできる体質改善のポイントを解説します。

📊【見出し1】年齢と妊娠率の現実

厚生労働省の統計によると、自然妊娠率は以下のように推移します。

体外受精でも、40代では成功率が1桁台になることもあります。
この主な原因は「卵子の質の低下」と「ホルモン分泌・血流の変化」です。

東洋医学では「年齢による衰え」も、単なる数字ではなく、体の“精（せい）”の減少として捉えます。

「腎」は東洋医学で“生殖力・生命力の源”。
加齢とともに腎の力が弱まると、
卵子の成熟やホルモン分泌がスムーズに行われなくなります。

症状例：
・疲れやすい
・冷えやすい
・月経量が少ない
・白髪や抜け毛が増えた

年齢を重ねると血流量も減少します。
子宮・卵巣への血流が少なくなると、卵の質や着床環境にも影響します。

また、ストレスが多いと「気滞（きたい）」が生じ、ホルモンのリズムも乱れがちに。

黒ごま・黒豆・山芋・クルミ・海藻類など、“黒い食材”が腎を助けます。
体を温める「ショウガ・ニラ・シナモン」もおすすめ。

・骨盤内の血流を促進し、卵巣・子宮の機能を高める
・自律神経を整えてホルモンバランスを安定させる
・高温期・低温期のリズムを整える

特に「関元」「気海」「三陰交」「腎兪」などを刺激することで、
年齢による冷え・代謝低下を改善します。

心と体は一体。
ストレスが続くと「肝（かん）」の気が滞り、排卵やホルモン分泌を乱します。
→ 呼吸法・ヨガ・軽い運動・アロマで心を整える。

東洋医学では「年齢を戻す」のではなく、
**“その年齢で最も整った状態に導く”**ことを目指します。

つまり、40代でも「血と気が巡り、腎が元気」であれば、妊娠力は十分にあります。
実際、鍼灸と生活改善で40歳以上の自然妊娠例も少なくありません。

年齢は確かに一つの目安ですが、
妊娠力は**「年齢」ではなく「身体の状態」**で決まります。

ゆうしん治療院では、年齢に合わせた体質診断をもとに、
東洋医学的な鍼灸治療で“腎・気・血”のバランスを整え、
年齢に負けない身体づくりをサポートしています。