
不妊の原因は女性だけにあると思われがちですが、近年では男性側の要因が約半数を占めることがわかっています。
その中でも特に注目されているのが、男性ホルモン「テストステロン」の低下です。
この記事では、テストステロンが男性不妊に与える影響と、自然に改善するための方法(鍼灸・生活習慣)をわかりやすく解説します。
🔹テストステロンとは?
テストステロンは、精巣(睾丸)で分泌される男性ホルモンの代表です。
筋肉や骨の維持、性欲の維持、やる気の向上などに関わるだけでなく、精子の形成や質の改善にも深く関係しています。
🧬テストステロンの主な働き
- 精子の産生を促す
- 精子の運動率を上げる
- 精巣の機能を維持する
- 性欲(リビドー)を高める
- ストレス耐性を高める
つまり、テストステロンの低下は「精子の質」「性機能」「メンタル面」に影響を与え、不妊の原因となることがあります。
⚠️テストステロンが低下する原因
現代社会では、テストステロンの分泌を下げる要因が増えています。
主な原因
- 慢性的なストレス
→コルチゾール(ストレスホルモン)がテストステロン分泌を抑制 - 睡眠不足
→夜間に最も分泌されるため、睡眠の質が悪いと減少 - 肥満・メタボ
→脂肪組織でテストステロンが分解されやすくなる - 運動不足
→筋肉量の低下がホルモンの分泌リズムに影響 - 喫煙・過度な飲酒
→精巣や下垂体の働きを抑える
🌿鍼灸でできるテストステロン改善サポート
鍼灸治療は、テストステロンを直接「増やす薬」ではありませんが、体のバランスを整えることで自然な分泌を促すことができます。
🔸鍼灸の主な作用
- 自律神経のバランスを整え、ストレスを軽減
- 睡眠の質を改善し、ホルモンリズムを整える
- 下腹部(精巣や腎の経絡)の血流を改善
- 冷えの改善により精巣温度を適正化
🔸臨床的な報告
いくつかの研究で、鍼灸後に血中テストステロン値の上昇や精子の運動率の改善が見られた例も報告されています。
特に「腎兪」「関元」「三陰交」などのツボはホルモンバランスの調整に有効とされています。
🥗生活習慣でできるテストステロンアップ法
鍼灸と合わせて、生活習慣を整えることも非常に重要です。
✅今日からできる改善法
- しっかり睡眠をとる(最低6〜7時間)
- タンパク質・亜鉛・ビタミンDを意識的に摂取
- 週2〜3回の軽い運動(スクワットやウォーキング)
- ストレスをため込まない(趣味・リラックス時間)
- 禁煙・節酒を意識する
💬まとめ
男性不妊の背景には、テストステロンの低下が深く関わっています。
薬に頼らず、鍼灸や生活習慣の改善で自然に整えていくことで、
「精子の質」「体の活力」「精神の安定」を同時に高めることができます。
🌸ゆうしん治療院では、男性不妊に対する鍼灸治療・YNSA・自律神経調整を通して、
ホルモンバランスの安定と妊娠力の向上をサポートしています。